乗り降りの場所を利用者が指定する「デマンドバス」を運行している胆振の安平町で、さらに使い勝手をよくしようと、スマートフォンのアプリで乗車の予約ができるサービスが
始まりました。

安平町は、6年前から商工会などと共同でワゴン車を使った「デマンドバス」を運行していて、利用者は自宅と病院や公民館などの間を片道300円の運賃で行き来できます。
これまでは電話による予約が必要でしたが、5日からスマートフォンのアプリを使った配車システムが導入され、利用者はアプリを開けばいつでも予約ができるほか、画面の地図
でバスの現在位置を知ることもできます。
アプリを使った予約サービスは当面、「追分地区」と「安平地区」の住民に限られますが、それ以外の地区でも引き続き電話予約で乗車できるということです。
安平町の及川秀一郎町長は「高齢者の免許返納が進んでも車がなければ生活できないという課題もあり、デマンドバスの効果に期待している」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190805/7000012501.html