【ソウル聯合ニュース】韓国の成允模(ソン・ユンモ)産業通商資源部長官は5日、素材・部品・装備(装置や設備)の競争力強化対策を発表する記者会見を開き、冒頭で
「国内の素材・部品・装備産業を『ウ』から『ペリカン』に変えていく」と表明した。
ウはのどにひもを巻き、魚を飲み込ませずに吐き出させて漁をするウ飼いで知られる。成氏は、2001年に素材・部品特別法を制定して以降、
生産や輸出の面で目を見張る成長を遂げたものの中核的な技術力や部品を国産化できず、成果を全て手中に収められずにいる韓国の素材・部品産業をウに例えた。
一方、ペリカンはくちばしに付いた袋に入れたエサをヒナに与える。未来の素材・部品・装備産業をペリカンに例えることで、付加価値を創出し、
これを他方面に波及させる産業に育成するという意欲を示した。
日本による対韓輸出規制強化を受けて策定した素材・部品・装備の競争力強化対策で、政府は100の核心戦略品目に対し重点的な支援を行い、最長5年以内の供給安定化を図る方針などを示した。
成氏は「素材・部品・装備産業の対外依存からの脱却と競争力確保に向け、政府と力を合わせてほしい。政府も国民の期待に沿うよう最善を尽くす」と協力を呼び掛けた。

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190805001400882