ユーザーの命令でズームするコンタクトレンズは、まさにSFの代物だ。

だがカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の科学者らは開発に着手し、それを実現した。
ユーザーの目の動きによって操作され、2度まばたきをするとズームできるコンタクトレンズを開発したのだ。

https://japan.cnet.com/storage/2019/07/29/f28d25c364b7434eab92a1d1000366fe/gettyimages-510349706_1000x750.jpg

これはいかにして可能になるのか。最も簡単に言うと、科学者らは目が上下左右の動きやまばたき、
2度のまばたきなどの特定の動きをするときに生成される電気信号を計測し、それらの信号に反応する
バイオミメティック(生物模倣)ソフトレンズを開発した。開発されたレンズは生成される信号に応じて焦
点距離を変更できる。

ゆえに、このレンズは文字通りまばたきでズームできるというわけだ。

素晴らしいことに、このレンズはユーザーの目が見えるかどうかに関係なく作動する。
視界ではなく、特定の動きによって生み出される電気が鍵となるからだ。

なぜこれを開発したのか。しない理由はないからだ。

(後略)
https://japan.cnet.com/article/35140559/