安倍晋三首相は２４日午前、ハンセン病元患者家族訴訟の原告団と官邸で面会した。国に損害賠償を命じた熊本地裁判決が確定したことを踏まえ、「皆さまが強いられた苦難と労苦に対し、首相として政府を代表して心から深くおわび申し上げます」と謝罪した。
判決に沿った賠償の速やかな実施や、原告以外の家族も対象とした新たな補償制度の検討状況について説明するとみられる。
面会には家族側から、原告団長の林力さんら約３０人が参加。首相は元患者や家族が長年、社会の厳しい差別や偏見にさらされてきた状況を踏まえ、被害の根絶に向けた決意を示す見通しだ。
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