520人が犠牲となった日航機墜落事故を次世代に引き継ごうと、
遺族らでつくる「いのちを織る会」は20日、事故現場の群馬県の「御巣鷹の尾根」(上野村楢原)
などを見学する「いのちの授業」を開いた。犠牲者にゆかりのある人や
小学生ら約70人が墓標や慰霊碑などを回り、命の大切さや安全への願いを胸に刻んだ。
「8・12連絡会」の事務局長で次男の健君=当時(9)=を亡くした美谷島邦子さん(72)らが
企画し、2016年から開催している。

参加者はそろいのシャツを身に着け、尾根の登山道を歩いた。頂上付近の昇魂之碑や
健君の墓標で手を合わせ、下山前には犠牲者の冥福を祈ってシャボン玉を飛ばした。


https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/147301