「米が嫌いなら出て行け」トランプ氏 移民系女性議員念頭か

アメリカのトランプ大統領は、みずからに批判的な野党 民主党の移民系の女性議員などを念頭に、
ツイッターで「世界最悪の国から来てアメリカ政府はこうすべきと語っている。国に帰ってはどうか」と投稿しました。
これに対し民主党からは「人種差別だ」と批判が相次いでいます。

トランプ大統領は14日、ツイッターに「民主党の『急進的な』女性議員たちは、世界最悪の国から来て、
地球上で最も偉大で強力なアメリカの国民に対して政府はこうすべきと語っている。国に帰ってはどうか」などと投稿しました。

議員の具体的な名前は挙げていませんが、アメリカのメディアは、トランプ大統領に批判的なオカシオコルテス氏や
パレスチナ系のタリブ氏、ソマリア出身のオマル氏といった非白人の移民系などの女性議員を念頭に置いた発言だと伝えています。

この投稿に対し民主党からは、ペロシ下院議長がツイッターに「トランプ大統領の『アメリカを再び偉大に』という計画は、
再び白人の国にするということだ」と投稿するなど「人種差別だ」という批判が相次いでいます。

しかしトランプ大統領は15日も記者団に「アメリカが嫌いで、不満があるなら出て行けばいい」と述べ、みずからの主張を繰り返しました。

トランプ大統領は、14日から不法移民の一斉摘発に乗り出すという方針も示すなど、来年の大統領選挙を見据えて移民に対する厳しい姿勢をアピールしていますが、反発も強まっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190716/k10011994121000.html

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