韓国の産業通商資源省は10日、大量破壊兵器に転用可能な戦略物資の不正輸出について、2015年〜今年3月に156件が摘発されたと明らかにした。
日本政府は「不適切な事案があった」ことを理由に半導体材料の輸出規制を強化したが、韓国側の発表には輸出管理が適切に行われていることを強調する狙いがある。

 発表によると、日本政府が輸出規制を強化した「フッ化水素」について、アラブ首長国連邦(UAE)とベトナムに韓国から不正輸出され、摘発された事例があったと説明。
ただ、こうした不正輸出に「日本産フッ化水素はなかった」(同省)と指摘している。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019071100027&;g=int