北京ビキニ、上半身裸は「非文明的」 規制強化に嘆きも

中年男性が炎天下にシャツから腹を出して暑さをしのぐ――。
中国ではシャツをまくった姿を「北京ビキニ」と呼ぶほど定着しているが、当局が「非文明的」として規制する動きが出始めた。

「規制は公共マナー向上につながる」と歓迎する声がある一方で、なじんだ光景がなくなることを惜しむ声もある。

山東省の済南市政府は1日、公園や広場などで上半身裸になることは「非文明的」として、
改善に取り組むよう関係機関に通知した。
市の担当者は中国紙の取材に「都市のイメージを高めるため、腹出し行為をなくす必要がある」と答えた。
天津市でも公共の場で上半身を裸にする行為に罰金を科すなど、同様の動きが広がっている。

 中国のSNS上では規制を「良い動き」「支持する」と評価する声がある一方、
「地球にやさしい涼み方なのに」「歩きたばこを先に取り締まれ」と嘆く声も。
北京の50代の共産党関係者は「私も昔は暑い日にシャツを上げて過ごしていたが、今はやっていない。
時代の流れだ」とこぼした。(北京=冨名腰隆)

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