エルサルバドルでM6.6、その後揺れる伊豆・小笠原
https://www.excite.co.jp/news/article/Jishin_news_12742/

2019年05月30日の日本時間18:03に中米のエルサルバドルでM6.6の地震が発生した。
今回の震源付近が揺れた場合、世界的に太平洋プレート沿いで地震が起きる傾向が
あるようだが、日本においても同様で、特に伊豆・小笠原海溝沿いが目立っていた。

エルサルバドルから1週間後に三陸沖M6.4や同じく1週間後の北海道東方沖M6.0、
11日後の千島列島M6.9、それに1ヶ月後の釧路沖M6.4などM6以上に繋がっていた
事例が過半数を占めており、M5以上が起きなかったケースは8事例中1例に過ぎなかった。
従って日本における太平洋プレート沿い全般に注意が必要であるのは間違いないが、
中でも注目したいのが伊豆・小笠原海溝沿いにおける地震が目立っていた点だ。

前述した通り1955年には硫黄島近海でM7.5とM7.2が連発していたが、
それ以外にも多数の事例があり、8事例中7例で伊豆・小笠原M5以上が発生していたのである。
2週間後の鳥島近海M6.1や3週間後の小笠原諸島西方沖M6.4、
3週間後の新島・神津島近海M5.2、6週間後の父島近海M5.4といったケースがある一方で、
エルサルバドル直後に揺れていた例もある。

1982年には4日後に鳥島近海M5.6、1985年にも4日後に小笠原諸島西方沖でM5.2、
そして2001年01月にエルサルバドルでM7.7の大地震が起きた際には、
わずか15時間後に硫黄島近海でM6.2の地震が発生していたのである。