日本が誇る美しい「旭日旗」を、韓国が悪意を持って「戦犯旗」などと吹聴するのを、これ以上、放置できない。防衛、
外務両省は先月下旬から、「旭日旗の由来」などの情報発信をホームページ(HP)で始めた。慰安婦問題のように、旭日旗のニセ情報が世界中に拡散するのを阻止するため、
両省に行動を促してきた自民党の山田宏参院議員が激白した。

「旭日旗を侮辱されるのは、日本国家が侮辱されるのと同じだ。『戦犯旗』という韓国の大ウソが世界の常識になる前に、
ウソの火種を消す。自衛隊員の名誉を守らなければならない」

 外交・安全保障に詳しい山田氏はこう語った。

 韓国政府は昨年10月、済州(チェジュ)島での国際観艦式にあたり、「旭日旗は軍国主義の象徴だ」といい、掲揚自粛を要求してきた。

 帝国海軍が軍旗とした旭日旗だが、現在も海上自衛隊や陸上自衛隊が使用しており、米国や中国を含めて国際的に認められている。
日本側は、韓国側の言いがかりを断固拒否し、海自は観艦式参加を見送った。

 山田氏は直後から、旭日旗について日本語と英語で説明する文書と画像の製作に動き出した。外務、防衛両省は調整を続け、今年5月、各HPで公開が始まった。

外務省のHPでは「日本文化としての旭日旗」と題し、江戸時代の浮世絵や写真を駆使して、「旭日旗のデザインは日章旗と同じく太陽をかたどり、
大漁旗や出産、節句の祝い旗など日常生活のさまざまな場面で使われている」と説明する。

 そのうえで、1954年の「自衛隊法施行令」で、海自の自衛艦旗や陸上自衛隊の連隊旗となった歴史を紹介している。

 防衛省HPでは「旗は、組織の団結の強化、士気の向上に資する」「海自の自衛艦は航海中に常時、
艦尾やメインマストに掲揚することで日本国籍だと示している」などと説明を加えた。

 

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190610/pol1906100002-n1.html