https://jp.reuters.com/article/tokyo-frx-idJPL4N23G0P

<08:45> ドル108円半ば、米長期金利は2.12%台に反発

ドルは108.44円付近。

早朝の取引では、トランプ大統領がメキシコ製品への制裁関税発動を無期限で停止することを明らかにしたとの報道を受けドルは一時108.71円まで上昇したが、108円後半では戻り売りが出た。

米10年国債利回りは2.1241/2.1207%の気配。7日の米国市場では弱い米雇用統計を受けて同利回りは2.0530%まで低下し、1年9カ月ぶり低水準となった。

市場では「弱い雇用指標でますます(FRBによる)早期利下げ期待が高まっているが、その織り込みはさすがに度を越している」(国内金融機関)と、米長期金利の急な低下は行き過ぎとの見方も出始めている。

<07:35> ドル108.00─109.00円の見通し、対メキシコ関税の停止報道でドル買い

ドル/円は108.50円付近、ユーロ/ドルは1.1323ドル付近、ユーロ/円は122.86円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が108.00―109.00円、ユーロ/ドルが1.1270─1.1370ドル、ユーロ/円が122.30―123.30円とみられている。

トランプ大統領は7日、不法移民対策を巡りメキシコと合意したことを明らかにし、メキシコ製品への制裁関税発動を無期限で停止すると表明した。

この報道を受け、午前4時台の取引で、ドルは108.70円付近まで上昇し、ギャップオープン(窓をあけて取引を開始)した。7日ニューヨーク市場の終盤は108.18/21円付近だった。

この日は、「五、十日であるうえ、株高も予想され、円安気味で推移するだろう。ただ、市場では、米国の早期利下げ観測が強まっており、米金利低下からドル安を予想する向きも多い」(外為アナリスト)との意見が出ていた。

きょうは、中国の貿易統計が予定されるほか、米国では明日までの日程で日米通商交渉が行われる。