京都府向日市のアパートの駐車場で11日、全身をテープで巻かれた女性の遺体が見つかりました。
警察は遺体が見つかったアパートに住む55歳の男と、その担当のケースワーカーの市の職員の2人を死体遺棄の
疑いで逮捕し、詳しいいきさつを調べています。

警察によりますと、11日午前11時ごろ、京都府向日市上植野町で「近くで異臭がする」と住民から通報がありました。

警察が調べたところ、アパートの駐車場で全身を白い粘着テープで巻かれた女性の遺体が見つかりました。

警察は、現場近くにいた2人の男に事情を聞いたところ、遺体を放置したことを認めたため、死体遺棄の疑いで
逮捕しました。

逮捕されたのはこのアパートの1階の部屋に住む橋本貴彦容疑者(55)と、向日市地域福祉課の主査、
余根田渉容疑者(29)です。

橋本容疑者は生活保護を受給し、余根田主査は担当のケースワーカーだったということです。

警察は女性の身元の確認を急ぐとともに、詳しいいきさつを調べています。

現場は阪急西向日駅から南に600メートル余り離れた住宅地です。

現場近くに住む男性は「警察官がたくさん来ていて、サイレンが鳴りっぱなしだった。普段は静かな住宅地で、
このような事件があったことはない」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190612/k10011949301000.html