ゲイコンテスト 出場者たちの“日常”――「他者を救うことが自分を救う」
6/10(月) 7:17 配信
https://news.yahoo.co.jp/feature/1339



ゲイコンテスト「ミスター・ゲイ・ジャパン2019」がこの春、昨年に続いて東京で開かれた。LGBTなど性的少数者への理解を促すための試みだ。
カミングアウトするかどうかで多くの性的少数者が悩むなか、出場者たちは「隠れていては何も変わらない」と考え、等身大の自分をさらけだそうとした。
その勇気をたたえられると同時に批判や中傷にもさらされる。そうしたなかで模索する「誰もが生きやすい社会」とはどんな姿なのだろう? 彼らの「日常」を追うと————。(文・写真:穐吉洋子/Yahoo!ニュース 特集編集部)

セクシュアリティーを学ぶ新しい科目
東京都豊島区にある小中高一貫の私立学校を訪ねた。教室に入ると、色画用紙が張り巡らされている。国語教諭のSHOGO(ショウゴ)さん(34)は、楕円形のテーブルを前に腰を下ろした。

「視線が生徒と同じ高さになるように努めています。前に立って話すようなことはあまりないかな」