墜落F35機 捜索打ち切り 防衛相「飛行再開、対策講じた上で」(毎日新聞)

 航空自衛隊三沢基地(青森県)所属の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが同県沖の太平洋に墜落した
事故で、岩屋毅防衛相は4日の閣議後記者会見で、現場海域で実施していた原因究明のための捜
索を3日に打ち切ったと明らかにした。事故直後から飛行を停止していた事故機と同型の12機は、
原因を特定し、再発防止策をとった後に飛行を再開する見通し。

 捜索は事故があった4月9日から実施し、エンジンの一部などを引き揚げたが、飛行記録装置など
機体の大半は見つかっていない。行方不明の操縦士の捜索は続ける。ステルス機能など機密性が
高い機体のため、情報保全の観点から破片の回収も継続するという。岩屋氏は「(捜索で)事故原因
の究明につながる材料は出てこないと判断した。対策をしっかり講じた上で飛行再開の判断をしたい」
と述べた。【町田徳丈】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00000032-mai-soci