【上海=吉永亜希子】中国中央テレビは26日、四川省の臥竜自然保護区内で、
白い野生のジャイアントパンダが撮影されたと報じた。中国メディアによると、
中国国内では1990年頃から部分的に白化した数頭が発見されているが、
全身が真っ白なパンダの撮影に成功したのは初めてという。

 白いパンダは4月中旬、自然保護区管理局が海抜約2000メートルの山中に
設置した赤外線カメラに、積もった落ち葉の上を歩く様子が映っていた。
目は赤っぽく、1〜2歳と推定されている。

 中央テレビは、遺伝子の異常で白化したとの専門家の見方を紹介した。
野生動物としての活動や繁殖に影響はないという。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190527-OYT1T50223/?from=yhd