https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1905/27/news080.html

20代の若手社会人が「この会社に転職したい!」と考えている企業は? 
人材会社の学情が調査した結果、Google日本法人が2位、アマゾンジャパンが4位、
楽天が9位に入るなど、大手IT企業が上位にランクインした。1位はトヨタ自動車だった。

 学情は「トヨタ自動車は、自動車をつくる会社からモビリティカンパニーに
変わることを発表した。楽天は携帯キャリアへの参入が決まっている。
大手でありながら新しい事業にチャレンジしている企業が人気を集めている」と分析する。

 トップ10はこの他、ソニーが3位、ANA(全日本空輸)が5位、任天堂が6位、
JAL(日本航空)が7位、パナソニックが8位、オリエンタルランドが10位――という結果になった。

 同社は「Google日本法人やアマゾンジャパンも含め、AIやIoTへの対応を
進めるIT・電機業界の企業がトップ10の半数を占めた」としている。

2020年卒の就活生の志望企業は?
 学情はこの調査と並行し、2020年卒の就活生の志望企業も聞いた。その結果、
1位は伊藤忠商事、2位は味の素、3位はJTBグループだった。伊藤忠商事の他、
丸紅(7位)、三菱商事(11位)など、商社の人気が高かった。アサヒ飲料(8位)、
アサヒビール(15位)、カゴメ(16位)、森永製菓(17位)、ロッテグループ(18位)などの
飲料・食品メーカーも上位だった。

 学情は「学生は安定志向に基づいた企業選びをする傾向が強いのに対し、若手社会人は
『企業の成長性』『成長している業界で経験を積むこと』を重視している」と分析。

 「若手社会人は、社会経験を積んで自信をつけているからこそ、スキルを身に付けて
活躍の場を広げたいのだろう」と結論付けている。

若手社会人向けの調査は18年11月7日〜12月31日、学生向けの調査は同年12月1日〜19年3月7日に
実施。前者は、イベント来場者を対象とするアンケートと、Web上の調査によって654人から
回答を得た。後者は、イベント来場者へのアンケートによって9482人の意見を聞いた。