メキシコの司法当局は成田空港に向かう旅客機の機内で死亡した日本人の男性の体内からコカインが入った袋、246個が見つかったと発表し、男性が密輸に関与した可能性があるとみて詳しい経緯を捜査する方針です。

メキシコ北部ソノラ州の司法当局は26日、旅客機の機内で死亡した日本人男性の胃や腸から大量のコカインが見つかったことを明らかにしました。

コカインは246に上る袋に小分けされていて、死因は薬物の過剰摂取によるものとみられています。

地元当局によりますと、死亡したのは42歳の男性で、南米コロンビアの首都ボゴタからメキシコシティーに入り、今月24日に成田空港に向かう旅客機の機内でけいれんを起こし、その後、死亡が確認されたということです。

当局は、男性がコカインの密輸に関与した可能性があるとして、今後、連邦政府と協力して詳しい経緯を捜査する方針です。

メキシコシティーにある日本大使館は「現在、事実関係を調査中だ」としています。

2019年5月27日 13時30分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190527/k10011931011000.html