カナダから違法に輸出されたごみが約5年にわたり、フィリピンの港に放置されている。
度重なる撤去要請にもカナダ政府は腰を上げず、フィリピンのドゥテルテ大統領は「カナダと戦争だ」と激怒。
比外務省は16日、駐カナダ大使を帰国させる方針を表明した。各国が頭を悩ますごみ問題は外交問題に発展している。

 現地報道によると、ごみはカナダの民間企業がフィリピンの業者あてに2013年から14年に送ったコンテナ約100個分で、
計2450トンに上るという。

 ごみは「リサイクル用プラスチック」としてフィリピンの税関に申告されていたが、到着後も誰も引き取りに来ないため、
税関職員が14年1月に一部のコンテナを開けた。すると、使用済みの大人用おむつやポリ袋、ペットボトルなどが山積みになっていた。

 フィリピン当局は、ごみは有害…
https://www.asahi.com/articles/ASM5J4Q3MM5JUHBI01N.html