高齢ドライバー「運転に自信あり」でも、早めに試してほしい運転チェックリスト
5/8(水) 7:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00010000-nakamaaru-hlth&;p=2


運転能力を自分で確認するテストとポイント

しかし、高齢になればいつかは免許の返納を考えるタイミングが来るはず。その目安のようなものはあるのでしょうか。

アンケートによると「操作性に自信がなくなったら」「ヒヤっとする場面がでてきたら」などの答えが多かったのですが、それが事故に直結しないとも限りません。もう少し前に、なんらかのサインはないものでしょうか。

NPO法人高齢者安全運転支援研究会では、認知機能の低下が車の運転にあらわれやすいものをリスト化した「運転時認知障害早期発見チェックリスト30」を作成しています。

これを作成したメンバーの一人である中村さんは、「この中で5つ以上チェックが入った人は要注意」と言います。

「いまは大丈夫でも、これを1年に1回必ずやってみてほしい。前の年よりもチェックが増えたという場合には、認知症専門医などを受診してください」

埼玉県警はこのチェックテストを使って、運転免許の更新に訪れた高齢者へのアンケートを実施したそうです。そのなかでもっとも多かった回答はどれだったと思いますか?

5位 スーパーなどの駐車場で、自分の車を止めた場所がわからなくなることがある。

4位 高速道路を利用することが怖く(苦手に)なった。

3位 車のキーや、免許証などを探し回ることがある。

2位 好きだったドライブに行く回数が減った。

そして堂々の第1位は?

以前ほど車の汚れが気にならず、あまり洗車をしなくなった。

この結果をみて中村さんはこう話します。

「洗車をしなくなったり、ドライブに興味がなくなったりすることが、MCI(軽度認知障害)にありがちな無気力さなどを表していると思います。このようなサインが出始めたら、免許の返納を考え始めてもいいのかもしれません」