第1管区海上保安本部(小樽)は24日、北海道北部・猿払村の沖約500メートルにあるとされる「エサンベ鼻北小島」が波や流氷による浸食で消失した可能性があるとして、
来月20〜24日に実地調査すると明らかにした。7月にも結果を公表する。

 1管によると、周辺の水深が浅く巡視船艇が使えないため、民間の作業船を使い水中音波探知機(ソナー)などで測量する。消失が確認されれば領海が狭まる恐れもある。

 国連海洋法条約では、島は高潮時でも水面上にあるものと規定されている。地元住民から昨年10月、「島が海面から見えなくなっている」との情報が寄せられた。
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201904/0012271699.shtml