豪首相「ニーハオ!」、有権者「私は韓国人です」=人種差別と批判の声も―豪メディア
2019年4月14日、中国メディアの観察者網は、豪州メディアの報道を引用し、総選挙に向けた選挙運動が活発化しているオーストラリアで、再任を目指すモリソン首相が韓国系住民に「ニーハオ」と呼び掛けるミスを犯したと報じた。

記事は、「5月18日の総選挙に向け、オーストラリア各地の街頭では続々と選挙運動が繰り広げられ、候補者が自身への投票を呼び掛けている」とした上で、現地メディアNewshubの13日付報道を紹介。
モリソン首相が13日に約30人の報道陣を従え、シドニーの韓国系住民が多く住む地域にある韓国レストランを訪れた際、その道中でアジア系の女性に対して中国語で「ニーハオ」と話し掛けたという。

女性はこれに対して「ノーノ―、私は韓国人です。韓国人コミュニティから来ました」と回答。女性はこの件について「別に何とも思っていない」と笑いながら話しているものの、現地メディアは「気まずい一幕」と報じ、
SNS上でもモリソン首相に対して「現地の状況を知らなさすぎる。アジア系住民がみんな中国人だと思っている」「人種差別だ」などの批判が出たという。

記事は「この地域は一般的に韓国人居住エリアという印象が持たれている。ただ、2016年のオーストラリア国勢調査では、中国大陸出身の現地住民は14.6%と韓国出身の5.6%よりもはるかに高いことが明らかになっている」と解説した。(翻訳・編集/川尻)
https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_702811/