Rolling Stone Japan
2019年04月14日 18:00

シカゴ大学の総合社会研究センターが発表した調査結果によると、
調査対象となったアメリカ人のおよそ1/4つまり成人の23%が、この1年セックスしていないと答えた。
セックスをしていない成人の割合が9%だった2008年から、大幅に増加している。
こうした傾向はとくに18〜30歳の若い男性の間で顕著にみられ、若い男性の28%が
この1年セックスをしていないと答えたという。これに対し、若い女性の場合は18%だった。
(中略)
多くの人々がこうした思考の変換を促した張本人としてフェミニストだと非難している。
いずれ「男性は逃げだし、海外で結婚するようになるだろう。
そうなれば、フェミニストは(原文ママ)同性と性的関係をもつか、猫とヤるようになる。
あいつらのイデオロギーが息絶えたところで、それなりに標準的な性的関係が再び戻ってくる」
と主張しているr/mensrightsページのユーザーは、#westernwomenareaplague(西洋の女性は疫病だ)
というタグで締めくくった。なかには、調査結果がそれとなく自分たちの意見を支持していると
考える者もいるようだ。「多くの人々が僕らに賛同している。いよいよ限界だ」
あるユーザーはr/IncelsWithoutHateというページに、このような書き込みをしている。

これは明らかに大問題だ――男性が吐露する欲求不満やうっぷんが間違っているからではない。
こうしたフォーラムに蔓延するコメントが(例えば、女性や女性の権利向上自体が
男性からセックスを「奪っている」というコメント)が、恐ろしい引き起こすことが判明しているからだ。
禁欲者のコミュニティは、数々の女性に対する暴力事件につながっている。
2014年カリフォルニア大学サンタバーバラ校でエリオット・ロジャーが起こした銃乱射事件もその一例だ
(彼はその後、禁欲者のコミュニティの間で殉教者的な存在となった)。
ごく最近では、トロントで起きた自称禁欲主義者のアレック・ミナシアンによるバンの暴走事件がある。
この事件では10人が命を落とした。
(後略)
https://blogos.com/article/370947/