弱視や学習障害のある子どもたちにも読みやすいとされる「ユニバーサルデザインフォント」という形の書体を、生駒市は今月から市内の小中学校で配る学習教材などを作成する
際、使用することになりました。

ユニバーサルデザインフォントは「UDフォント」と呼ばれ、一般的な教科書などに使われている書体より線が太いのが特徴で、弱視や学習障害がある子どもにも文字の形がわか
りやすく読みやすいとして、各地で普及が進んでいます。
生駒市は、UDフォントを販売する大阪の企業の協力を得て、今月から市内の小中学校の教員が子どもたちに配る学習教材や連絡のプリントなどを作る際、活用を始めました。
生駒市によりますと、ことし2月に試験的に同じ問題のプリントをUDフォントと一般的な教科書の書体で作成し、市内の小学生に解いてもらったところ、UDフォントで作った
プリントの方が正答率が高かったということです。
生駒市によりますと、UDフォントは一部の県立高校で導入されていますが、小中学校で導入するのは初めてだということで、市は子どもの学力向上に役立てたいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20190411/2050002157.html