日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者の特別背任事件で、資金の不正な支出について、
「金額はゴーン容疑者が決めるので、去年と同じでいいですね」などと、ゴーン容疑者の
指示を示す担当者のメールが、多数あることがわかった。

日産側からオマーンの知人側に支出された資金について、ゴーン容疑者は、「支払いは、
現場から上がってきたものを承認していた」と主張している。

しかし、関係者は「支払いはゴーン容疑者からの指示で、現場はノーとは言えなかった」と話し、
社内には「金額はゴーン容疑者が決めるので、去年と同じでいいですね」などのメールの
やり取りが多数残っているという。

特捜部もこれらのメールを入手し、ゴーン容疑者が支払いを指示していた証拠になるとみて、
調べを進めている。
https://www.fnn.jp/posts/00415769CX/201904071213_CX_CX