5年いた富士通を退職した理由

5年エンジニアとして務めた富士通を一昨年退職した。そろそろほとぼりも冷めたと思うので、書く。
真面目に書いている増田もいるが、僕は自分の半径5m以内で起こった幼稚な理由にフォーカスを当てる。

開発環境がだめ

まずこれがトップにくる。本当にだめだった。多分開発させる気なんてなかったんだろうなあ。ニートでも
もうちょっといい環境を使っていると思う。

メモリ4GBのセレロン使ってた。もちろんSSDじゃなくてHDD。PCは富士通製のミドルクラスのノートPCしか
支給されなかった。Macなんか認めん!iOSアプリも富士通PCで作れ!(本当にあった話)。

机上環境もだめ

いろんな環境にいたが、その中でもひどかったのは、もともと生産ラインがあった場所に机を置いて事務所として
使っていた場所だ。机もせまかったし、気温も暑いか寒いかのどちらかだった。そこに協力会社を大量に押し込んで、
ソフトウェアの生産ラインを作っていたのだった。つまりライン工だね!

事務室環境もだめ

電話会議をみんな四六時中している。エンジニアが全員ヘッドセットしている異様な光景は、入社時、
ここはコールセンターかと思ったほどだ。だいたい協力会社と進捗会議しているのである。そんなに毎日電話したら、
進捗するものも進捗しないだろう。

評価制度の納得感がない

評価はプロジェクトの成否にかかわらない。じゃ、何を評価するのか。よくわからない。一応目標は書く。
達成しても評価低いときもあったし、未達でも昇格するときもあった。数半期連続で目標達成したのに
全然昇格しない時期があって、上司に問うたら、「いや〜、うちは年功序列だからね。。」だってさ。
そうすると僕の目標は1年で10年分の年をとることだ。

古い方法へのこだわり

社内にとある開発標準がある。これに従えばプロジェクトは成功すると信じられている。というよりも、何かがうまく
いかなかったときに「なんで開発標準に従わなかったの?」という責められ方をする。たちの悪いISOみたいなものだ。

内容は明らかに古く、ウォーターフォールのシステム開発用にしか使えない。これを無理やりモバイルアプリ開発に適用したり、
Webに適用したりする。Webをウォーターフールでつくるもんだから、一度作ったら終わりの作りきりの製品になる。

工程だけでなく、品質についても言及されている。例えば試験項目の品質はいかにバグが検出されたかで測られる。

「試験してバグは1件です!」「おかしい、もっとバグが出るはずだ!バグが出るまで試験しろ!」

社外技術への関心のなさ

僕はまずはGitの啓蒙から始めるのが通例だった。でもこれがまた苦労するんだ。
しかもだいたい信用してくれない。日付が入ったフォルダにgitからコピったファイルをおいて作業している。それ、Git使ってる意味は??

全文はソースで
https://anond.hatelabo.jp/20190326233147