玉城沖縄知事、辺野古移設断念を要求=安倍首相「危険放置できぬ」

 沖縄県の玉城デニー知事は1日午後、安倍晋三首相と首相官邸で面会した。
米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設の賛否を問う県民投票で反対が多数を占めたことを受け、移設断念を求めるとともに、日米両政府と県の3者による対話の枠組みを設けるよう提案した。
首相は「普天間の危険な状況を置き去りにするわけにはいかない」と述べ、移設推進の方針を強調。玉城氏の提案には明確な返答を避けた。

 玉城氏は投票結果を伝え、「直接示された民意は何より重く、尊重されなければならない。沖縄県民の思いを真正面から受け止めていただき、工事を直ちに止めるという行動として表してほしい」と要求した。

 これに対し、首相は「県民投票の結果は真摯(しんし)に受け止めながら、一つ一つ(沖縄の)負担軽減に向けて結果を出していきたい」と述べた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019030100531&;g=pol