昨今、書店にはマナー関連の本がずらりと陳列されている。
テレビ番組でも度々マナー特集が組まれ、講師が作法のできていないタレントを正す場面もよく見られる。
しかし、もし世に存在するマナーのいくつかがマナー講師による創作で、実はなんの根拠もないものだったとしたら……。

中略
 
2018年8月テレビ朝日系「くりぃむしちゅーのハナタカ! 優越館」で放送された
「(酒の席で客人のおちょこに日本酒を注ぐ際に)とっくりの注ぎ口を使うと失礼」というマナー。
丸いふちにある注ぎ口が縁の切れ目を連想させるため、マナーとして良くないという理屈である。
しかし、これに対してネット上では懐疑的な意見が噴出し、とっくりメーカーや酒造メーカーまでもが「聞いたことがない」
「本当かどうか分からない」と見解を示した。
何故、このような意味不明なマナーがまかり通っているのだろうか。

カネほしさに創作マナーを拡散する講師
2018年2月、ツイッター上では「マナー講師は食い扶持をつなぐため、マナーを創作している」という
趣旨の投稿が話題になった。その真偽について石原氏に訊ねたところ、
「マナー業界全体が結託して創作を行っているわけではない」と前置きしつつも、
講師による創作行為は「あるでしょうね…」と語る。
「セミナーなどでは、参加者に新しい情報を知って帰って欲しいという半ばリップサービスの気持ちから、
講師が創作したマナーを教えることがあります。
そうすれば耳目を集めますし、またお客さんが来てくれるかもしれない。
ただ、それは漢字の意味の拡大解釈(たとえば『“口”に“+プラス”で“叶う”、
だからポジティブな言葉を発せば夢が叶う』など)と同様に、
ほとんどはこじつけに近く、『言ったもの勝ち』のような状態です」
さらにその中でも、就活マナーをめぐる状況は悪影響が大きいという。
※全文は記事からご覧ください
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190222-00557034-shincho-bus_all