米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡り、西銘恒三郎衆院議員(自民)は21日のメールマガジンで「県民の複雑な思いを県民投票で二分する必要はない」と述べ
24日に投開票される「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票は不要との考えを示した。

「沖縄で生まれ、沖縄で育ち、沖縄で選挙の洗礼を受けた者として、普天間飛行場の全面返還を実現するため辺野古移設を腹をくくって実現しようとしている」と移設を容認する立場を強調。
ただ辺野古移設に反対する感情も理解できるとして「ぎりぎりの中でやっている」と苦衷を明かした。

その上で県民投票について「何か実効性があるのか。結果によって、辺野古移設が中止されたり、あるいは進んだりするのか。国政選挙や県知事選の結果から見て、ある程度民意は類推できている。
民意は賛成、反対だけでは図れない複雑さがある」と述べた。

辺野古移設に反対する立憲民主党などの姿勢について「(同党の)枝野幸男代表が辺野古移設に反対するなら、なぜ政権を取っている時にできなかったことが、野党になったらできるのか。次に政権を取ったら本当にやってくれるのか」と批判。

「無条件で普天間飛行場が返還されるのなら、何も苦労はしない」と述べ、
普天間返還に向け、辺野古移設以外の現実的な対案がないなら「沖縄を政争の具にしないでほしい」と訴えた。

https://www.yaeyama-nippo.co.jp/archives/5507