東京や大阪の製薬会社などに青酸カリと脅迫文が送りつけられた事件で、送金先として指定された
QRコードは、当初読み取れないとされていましたが、仮想通貨の専用アプリを使うと、「ウォレット」と
呼ばれる口座の情報が表示されたことが捜査関係者への取材で分かりました。警視庁などは、
仮想通貨の口座を使うことで身元の特定を難しくしようとしたとみて捜査しています。

先月25日、東京、大阪、札幌の製薬会社や食品会社、それに朝日新聞社と毎日新聞社の合わせて
18社に、青酸カリの粉末と脅迫文が相次いで送りつけられました。

脅迫文には「青酸カリが入った偽の薬を流通させる。3500万ウォンをビットコインで払わないと
悲劇が起こる」などと書かれ、送金先としてQRコードが付けられていたということです。

警視庁は、当初、このQRコードはスマートフォンのカメラをかざしても読み取れないものだと
していましたが、その後の捜査で、仮想通貨の専用アプリを使うと、「ウォレット」と呼ばれる
口座の情報が表示されたことが捜査関係者への取材で分かりました。

警視庁などは、仮想通貨の口座を使うことで身元の特定を難しくしようとしたとみて捜査しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190205/k10011804531000.html