東京都足立区のアパートで2002年12月、住人の会社員成嶋健太郎さん(当時23歳)が殺害された事件で、警視庁は21日、台東区千束、無職川瀬直樹容疑者(47)を強盗殺人と住居侵入の容疑で逮捕した。川瀬容疑者は容疑を認め、
「手っ取り早く金を手に入れたかった」と供述。アパートの呼び鈴を片っ端から鳴らし、たまたま出てきた成嶋さんを包丁で切りつけたという。

 発表によると、川瀬容疑者は02年12月21日午後〜翌22日昼頃の間、足立区島根のアパート2階の成嶋さん宅で、成嶋さんの頭を包丁で刺すなどして殺害し、現金数万円が入った財布などを奪った疑い。

 川瀬容疑者は先月9日、出頭した警視庁浅草署で「人を殺した」と告白。成嶋さん宅や殺害の状況についても詳述したため、警視庁が再捜査を進めていた。
 事件当時、現場にあった紙から採取された不鮮明な指紋を、最新の鑑定機器で鮮明化したところ、川瀬容疑者の指紋と一致した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190121-OYT1T50101.html