南米最高峰「アコンカグア」の登頂に挑戦していた86歳の冒険家、三浦雄一郎さんは日本時間の
21日未明登山の中止を決めました。日本から同行している医師が心臓に持病のある三浦さんの
体調を考慮して中止を判断したということです。

標高がおよそ6960メートルある南米最高峰「アコンカグア」の登頂に挑戦していた86歳の冒険家、
三浦雄一郎さんは、日本時間の今月18日に登山を開始し、標高6000メートル付近の最初の
キャンプ地で2日間滞在しながら、山頂へのアタックに向けて天候の回復を待っていました。

しかし、東京にある事務所に入った連絡によりますと、三浦さんは日本時間の21日未明、
日本から同行している医師の判断を受けて、登山の中止を決めたということです。

標高6000メートル付近での長時間の滞在で、86歳の体に負担がかかってきていて、もともと心臓に
持病があることから、これ以上の登山活動は心不全を起こす危険があると医師が判断したと
いうことです。

三浦さんは衛星電話で、「僕自身は、大丈夫だと、頂上まで行けるという自信もありましたが、
医師の判断に従うことにしました。今回の遠征はこれで中止、ドクターストップとなります」
と話していました。

事務所によりますと、三浦さんは標高5500メートルにあるキャンプ地まで歩いて下りた後、
ヘリコプターを使ってすでに下山したということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190121/k10011784921000.html