ジャンボカルタ、子どもらダッシュ! 村岡で大会

 地元の名所などを紹介した特製のいろはかるたで楽しむ「ジャンボかるた大会」が19日、兵庫県香美町の村岡区中央公民館(同区村岡)であった。参加した32人の子どもたちは、文字札を読む声に耳を傾けながら、札を取り合った。
 学問の神、菅原道真の命日の「天神講」(25日)に合わせ、子どもの健やかな成長を願って、2003年から開かれている。絵札は姫路市の版画家、岩田健三郎さんが制作。名所の蘇武山や瀞川平などが紹介されている。
 同館の会議室には、A3サイズに拡大コピーされたかるたが並べられた。文字札が読み上げられると、子どもたちは一斉にダッシュ。札を探しながら、目当ての取り札を見つけては「はい」と大きな声でタッチしていた。白熱した札の取り合いとなり、「同時」は、じゃんけんで勝ち負けを決めた。
 「保育園の部」で11枚を取って優勝した村岡区の阿瀬総一朗ちゃん(5)は「家で練習してきてよかった」と笑顔で話していた。(桑名良典)
https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201901/sp/0011993292.shtml