「カメラを止めるな」興行収入30億円の行方は 出演者らには追加報酬

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中国で昨年の夏、製作費126億円と喧伝された映画が、客の不入りで、公開わずか3日で打ち切られた。翻ってわが国では、製作費300万円ぽっちの映画が大ヒット。興行収入は30億円を超えた。

 その映画「カメラを止めるな!」は、スターウォーズやら何やらとは全く異なる手法で製作費を調達した。

 製作は「ENBUゼミナール」。俳優や監督など映画・演劇人を養成する専門学校だ。その代表を務める市橋浩治氏(54)が語る。

「本校では、若手監督と世に出たい俳優による有料演技レッスンのワークショップを開催し、その成果が映画になります。『カメ止め』もそうやって作った作品の一つ。俳優12人から1人約14万円の受講料を頂いています」