日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告に近い存在とされてきたホセ・ムニョス執行役員が
辞任したことが12日分かった。ムニョス氏は日産の重要市場である中国を受け持ってきたが担当を
外れていた。ロイター通信は11日、日産がゴーン被告に関する内部調査の対象を米国、インド、
南米にも拡大すると報じた。

 日産はムニョス氏が中国担当を外れたことについて「別の業務に専念するため」と説明してきたが、
関係者は「ゴーン被告に忠実な人間なので現経営陣に警戒されている」と指摘していた。

 一方、内部調査はムニョス氏が米国事業を統括していた際に行った決定などが対象になるとしている。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019011201001248.html