円相場 一時104円台 アップル業績下方修正で急速に円高

アップルが業績を下方修正したという発表を受け、外国為替市場では、中国経済の減速が明らかになったとして、
リスクを避けようとドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は一時、1ドル=104円台をつけるなど急速な円高が進みました。

アップルは、去年12月までの3か月間の業績を下方修正し、その理由として、中国経済の減速が想定を上回ったことを
挙げています。

これを受けてアップルの株価は大きく値下がりし、中国経済の減速によって世界経済の先行きへの不安感が一段と
強まったとして、外国為替市場ではリスクを避けようと、比較的安全だとされる円を買う動きが急速に進みました。

この結果、円相場は、一時、去年3月以来となる1ドル=104円80銭台まで円高ドル安が進みました。その後はドルを
買い戻す動きも出ています。

市場関係者は、「参加者が少ないこともあり、急激に相場が動いた。アップルの下方修正の発表によって、世界経済の
減速が強く意識される状況になっている」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190103/k10011766341000.html