和歌山県田辺市の川湯温泉で、冬の間だけ河原に登場する露天風呂、「仙人風呂」がことしもオープンしました。

和歌山県田辺市本宮町にある川湯温泉では、川底からわき出る温泉に川の水を混ぜた露天風呂、「仙人風呂」が毎年、冬の間だけ河原に登場します。
ことしは8月の台風20号で川岸の道路が被害を受け、工事が続いていたためいつもより3週間ほど遅いオープンとなりましたが、河原には、ことしも、幅およそ30メートル、
奥行きがおよそ10メートルもある大きな露天風呂が完成しました。
22日は、旅館の関係者が今シーズンの安全を祈願した後、招待された地元の保育園児たちがさっそく一番風呂を楽しんでいました。
5歳の女の子は、「とても暖かくて気持ちいい」と話していました。
仙人風呂実行委員会の小淵誠委員長は、「工事関係者との調整などが大変でしたが、なんとかオープンできました。川湯温泉の復興のシンボルにしたいです」と話していました。
この「仙人風呂」は、来年2月末まで午前6時半から午後10時まで無料で楽しむことができます。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20181222/0010986.html