10月末導入の札幌市電新車、操作ミスで損傷 修理に3カ月
幌市は12日、10月末に導入した市電の新型低床車両「シリウス」(1両編成)が、車庫内で運転士の操作ミスにより前輪と後輪が別々の
線路に進入し、車輪の台車がねじれた形になって破損したと発表した。修理には約3カ月かかる見込みだが、市電のダイヤには影響ないという。
市交通局によると11月28日午後7時45分ごろ、札幌市中央区にある電車事業所の構内で車両を折り返したところ、車両の前後にある車輪が
別々の線路へ進入し、前輪と後輪が異なる方向に進んでしまった。運転士が異音に気づいて停止させたが、床下の配管や配線が破損していた。
現場付近の引き込み線は、六つの線路に分岐している。運転士は折り返しの際、ポイントを切り替えなければならなかったが、
今回は切り替え忘れてしまったという。
同局の担当者は「利用者、市民に迷惑をかけて申し訳ない。全ての運転士に、構内作業全般について定期的な指導教育を徹底する」とした。
シリウスはバリアフリー対応の低床車両で1両2億8200万円。10月27日にこの1両が営業運行を始めたばかりだった
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-1212m040204/