4週間にわたって大規模なデモが行われているフランスで、ルメール経済・財務相は9日、
こうした混乱がフランス経済に対して「大惨事」を引き起こしていると語った。
業界団体によれば、燃料税の引き上げに対する抗議から先月始まった「黄色いベスト」運動の影響で
小売業界は約11億ドル(約1200億円)の損失をこうむったという。

ルメール氏は抗議デモによって被害を受けたパリの街を視察し、「商業にとって大惨事、フランス経済にとって大惨事だ」と述べた。

抗議デモは南部マルセイユなどにも広がり、警察によれば8日の参加人数は13万6000人だったという。

内務省によれば、8日のデモでは1723人から事情を聴取し、1220人を拘束した。
フランス全土で135人の負傷者が報告されているという。

マクロン大統領は10日、実業界や組合の幹部らと会合を持つ予定。
マクロン氏はまた、政界の有力者や地元当局者とも協議を行い、対応に向けた意見に耳を傾けるという。




抗議デモでフランス経済「大惨事」、小売りは1200億円の損失
https://www.cnn.co.jp/business/35129873.html