中国の研究者がゲノム編集技術を使って子を誕生させたと主張したことについて、中国科学技術省の徐南平次官は29日「中国の関連法に公然と違反した」と非難し、研究者の活動を停止させるよう関連部門に指示したと明らかにした。国営の中央テレビが伝えた。

 中国の習近平指導部は、南方科技大の賀建奎副教授の研究が「中国の科学技術界のイメージと利益を著しく傷つけた」と深刻視し、賀氏の法的責任を追及する構えだ。

 賀氏は28日、香港での国際会議で「ゲノム編集技術を受精卵に使い、健康な双子の女児を誕生させた」と報告。これに対し、徐氏は中国で禁じられた行為と指摘した。

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