秩父、韓国へ職員派遣中止 「慰安婦像」で抗議50件以上

 埼玉県秩父市が十二月から実施予定だった韓国・江陵(カンヌン)市との
職員相互派遣について、「江陵に慰安婦像があるのを知っているのか」などの
抗議が五十件以上寄せられたため、職員の安全確保などを理由に中止したことが
秩父市への取材で分かった。
 秩父市によると、江陵市とは一九八三年に姉妹都市となり、文化スポーツ交流
を続けてきた。今年十月三十一日に職員の相互派遣に関する協定を締結。十一月
十九日ごろから、「姉妹都市を解消すべきではないか」「もう秩父には行かない」
などの抗議が急増した。主にメールで、韓国への侮辱的表現も複数あった。
 秩父市は、両市の派遣職員が危険な目に遭ったり、不快な思いをしたりする
可能性を考慮し、二十二日に江陵市に中止を申し入れた。

(略)韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた元徴用工訴訟判決や、慰安婦財団の
解散問題も影響したとみている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018112802000274.html