滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場から訓練で発射された81ミリ迫撃砲弾1発が外に飛び、同市の国道303号付近に落下、炸裂(さくれつ)した問題で、山田宏防衛政務官が15日、高島市役所を訪れ、
福井正明市長に「被害者および近隣住民の方には心からおわび申し上げたい」と謝罪した。
市長は「徹底した安全対策で再発防止を求めていた中で起きた事案で誠に遺憾だ」と述べ、同演習場での実弾を使った全ての訓練を当面中止するよう要請した。

山田氏からは陸自が中部方面隊に事故調査委員会を立ち上げ、調査を始めたことや、14日の訓練で発射された砲弾のうち、演習場外に落下した1発のほかに、まだ着弾地域が分かっていない2発があることなどが報告された。

陸自によると、同演習場では14日午後1時15分から約30分間、81ミリ迫撃砲を使った実射訓練を実施。演習場外で乗用車に被害を与えた1発のほか、2発の着弾地域が確認できなかった。

目標地域は外れているが、破裂音が確認されたため不発弾ではないとみられる。より手前を狙って撃ったので場内に落下した可能性が高いものの、念のため場内外で捜索している。 

砲弾は14日午後1時20分ごろ、同市今津町北生見(うみ)に落ち、落下で破損した道路のアスファルト片などが約40メートル先の路肩に停車していた乗用車に当たり、窓ガラスが割れる被害が出た。
陸自によると、目標地域の約1キロ北に落ち、発射や安全確認の手順を誤った可能性があるという。

滋賀県警は車の所有者から被害届が出ていないことや故意によるものではないことから立件はしない方針。

同演習場では平成27年にも射撃訓練の標的を誤った場所に設置し、重機関銃の銃弾が標的後方の石に当たってはね、約2・8キロ離れた住宅から見つかった。 
山田氏は高島市に続いて滋賀県庁を訪れ、西嶋栄治副知事らとも面会した。

https://www.sankei.com/west/news/181115/wst1811150024-n1.html
https://www.sankei.com/images/news/181115/wst1811150024-p1.jpg
https://www.sankei.com/images/news/181115/wst1811150024-p2.jpg

関連スレ
「弾ちゃーーく、今!」 大阪の第37普通科連隊が滋賀の漁師の走行中の車輌を81_迫撃砲で砲撃、撃破
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1542194306/