Jディスプレの4〜9月期、最終損益95億円の赤字 液晶パネル競争激化

ジャパンディスプレイが12日に発表した2018年4〜9月期の連結決算は、最終損益が95億円の赤字(前年同期は680億円の赤字)だった。
主力のスマートフォン(スマホ)向け液晶パネルは中国メーカーとの競争の激化で採算が悪化しているが、構造改革費用などで前期計上した減損損失がなくなり赤字幅は縮小した。

売上高は43%減の2142億円だった。主力のモバイル向けが前年より57%減少した。
自動車向けや、ウエアラブル機器など非モバイル向けが健闘したが補いきれなかった。固定費の削減が寄与し営業損益は144億円の赤字(前年同期は268億円の赤字)となった。
19年3月期通期の連結業績予想は売上高が前期(7175億円)比5〜15%増、営業利益率は1〜2%を見込む。
それぞれ10〜20%増、2〜3%を見込むとした従来予想を見直した。最終損益については黒字化の達成を目指すとしている。


https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL12HW2_S8A111C1000000/