電気情報通信分野で世界最大の学会、米電気電子技術者協会(IEEE)でアジア人初の会長に選ばれた
名城大学の福田敏男教授(69)が6日、名古屋市内で記者会見した。
「敷居を低くして会員数を倍増させたい」と語り、途上国の研究者の学会費引き下げや、
日本の産業界からの参加拡大を目指す考えを示した。
同協会は世界160カ国以上で約42万人の会員を抱える組織で、コンピューターや通信、バイオなど
様々な分野で指導的な役割を担う。近距離無線通信「ブルートゥース」やUSBメモリーなどの規格や
国際基準化にも携わる。福田教授の会長任期は2020年1月から1年間。
福田教授はロボット工学が専門で、人体の血管内治療の訓練に必要なシミュレーター開発で文部科学
大臣賞などを受賞している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37428530W8A101C1CN8000/