稲嶺恵一知事の後継である仲井眞弘多知事は09年に訪米
グレグソン米国防次官補、米国務省のドノバン首席次官補代理と会談し日米地位協定の見直しを要請している
12年の渡米では、キャンベル国務次官補やリッパート国防次官補と面談し、当時沖縄で発生した米海軍兵による20代女性集団強姦致傷事件に強く抗議し
その年に行われた普天間基地へのオスプレイ配備反対を訴えた
また、仲井眞知事は13年に東京、14年には沖縄でケネディ駐日大使と会談し沖縄の米軍基地負担軽減について話し合っている。

次の翁長雄志知事は4年間で4回渡米、その度に十数人の米上下両院議員と面談し普天間移設問題での辺野古移設反対を訴えた
15年の訪米では沖縄をルーツに持つハワイ州知事と会談、のちに反トランプとなった共和党の重鎮ジョン・マケイン上院議員とも会談し基地問題で意見を交わしている

また、翁長知事は15年9月に訪欧しスイス・ジュネーブの国連人権理事会に出席
「沖縄の人々の自己決定権がないがしろにされている辺野古の状況を、世界中から関心を持って見てほしい」と演説した
国連演説は知事選時の公約で、日本の都道府県知事としては初めて世界に向け、沖縄の基地問題を発信した

一方で17年の訪米では、トランプ政権ティラーソン国務長官には挨拶し握手をしただけで終わった。

こうして歴代沖縄県知事が何回も渡米して
アメリカ議会の議員へのロビー活動、有識者との懇談会、ナショナルプレスクラブでの記者会見や米大学での講演などを積み重ねている
それと同時に現地で開催される沖縄観光PR文化交流イベントへの出席もある

もう沖縄県知事の立派な仕事の一つだ