スルガ銀、日銀への担保拡充=調達枠3000億円増に
2018年11月2日 20時28分
時事通信社

 スルガ銀行が、日銀から資金供給を受ける際に差し入れる担保に住宅ローン債権を追加したことが2日、分かった。

 日銀から資金調達できる金額は2000億〜3000億円の規模で増える見通しだ。
投資用不動産融資をめぐる不正行為で信頼が低下する中、資金繰りの確保に万全を期すのが狙い。

 日銀は2016年から通常の資金供給の担保として住宅ローン債権を認めている。
日銀による大規模な買い入れで金融機関が保有する国債が減少したためで、住宅ローン債権は国債に次ぐ担保として利用されるようになっている。

 金融関係者によると、スルガ銀は住宅ローン債権を数千億円規模で大手信託銀行に譲渡し、信託受益権を取得。日銀はこの受益権を担保として適格と認めた。 
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