「中国がトランプ氏携帯盗聴」 米紙報道

 【ワシントン=黒瀬悦成】
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は24日、米当局者の話として、中国がトランプ大統領の私用の携帯電話を盗聴し、
米中の貿易戦争がこれ以上エスカレートするのを食い止める方策を講じるのに活用していると報じた。

 同紙によると、トランプ氏は機密保全のために機能が限定された公用のスマートフォン「iPhone」2台のほかに私用のiPhoneも1台保有し、知人に頻繁に電話している。

 側近らは機密保持のために通常回線の電話を使うよう強く要請しているものの、トランプ氏は私用のスマホ使用はやめないと主張。
政権高官らはトランプ氏が私用のスマホで機密情報に言及しないことを期待するしかない状態だとしている。

 一方、中国当局はトランプ氏の通話内容から、どのような議題で同氏を揺さぶることができるか、同氏が誰の意見ならば耳を傾けるかを解析。
また、トランプ氏が頻繁に会話をする人物を割り出し、彼らを使って同氏に影響力を行使することを試みていることが判明したとしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181025-00000523-san-n_ame