3人の女性に性的な暴行をした罪などに問われたNHKの元記者に、仙台高等裁判所は1審に続いて、懲役21年の判決を言い渡しました。
NHKの元記者、弦本康孝被告(30)は、平成25年から28年にかけて、当時、勤務した山梨県と山形県で3人の女性の自宅に侵入して性的な暴行をし、2人にけがをさせた罪に問われました。
1審の山形地方裁判所は、ことし4月、懲役21年を言い渡し、被告が無罪を主張して控訴していました。

18日の2審の判決で、仙台高等裁判所の嶋原文雄裁判長は「現場に残された体液は犯人以外は残すことができず、
真犯人がいるという被告の主張は考えられない」などと指摘し、1審に続いて懲役21年を言い渡しました。
NHKは「被害に遭われた方や、関係者、それに視聴者のみなさまに改めて深くお詫び申し上げます」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181018/k10011676091000.html