30年かけ、世界1周へ=ヨットの本場で挑戦−海洋冒険家・白石康次郎

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181016-00010000-jij-life

2016年11月6日、白石康次郎さんは単独無寄港無補給世界一周ヨットレース「ヴァンデ・グローブ」のスタート地点、大西洋に面したフランス・ヴァンデ県のレ・サーブル・ドロンヌにいた。

 「ヨットを始めてから、このレースに出るまで30年もかかりました。最初に世界一周をしてからでも25年。いつかヴァンデ・グローブに出たいと思っていました」

 ヴァンデ・グローブは、ただ一人で全長60フィート(約18.28メートル)の外洋レース艇を操り、どこの港にも寄らず、誰からの援助や補給も受けず、南半球一周約2万6千マイル(約4万8千キロ)を帆走するスピードレースだ。
トップでゴールしても80日、約2000時間はかかる世界一過酷なレースとして知られる。「僕が初めて単独無寄港で世界一周した時は176日かかりました。その半分の時間で帰ってくるわけですから、スピードが速い分、ものすごく難しいレースです」