トランプ大統領「承認を受けろ」3回繰り返す…外交欠礼論争の渦中で青瓦台の立場は?
2018年10月12日09時44分

韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官の5・24措置解除検討発言(10日の外交部国政監査)に対し、
米国大統領が直接反応した。ドナルド・トランプ大統領は5・24措置解除に関連し、10日(現地時間)、
「彼らは我々の承認(approval)なくそのようにしないだろう」と述べた。
ホワイトハウスで、記者団から「韓国政府が一部制裁解除を検討しているようだ」と問われると、トランプ大統領は
このように答えて「彼らは我々の承認なしにそのようにしないだろう」と繰り返した。
記者団が再度「韓国政府と接触しているのか」と質問すると「そうだ」と答え、「我々の承認なしに何もしないはずだ」と強調した。

外交界では「承認」という単語に注目している。対等な同盟関係で「承認」という表現が出てくることはほとんどないためだ。
ある元外交官は「数十年の外交官生活の中で、米国大統領がこのような単語を使うところは初めて見た。
いったい韓国をどのように認識しているのか理解できない」とし「光すら漏れる隙間がないという韓米共助はどうなったのか」と反問した。
反面、青瓦台(チョンワデ、大統領府)はこれを韓米間の協議を強調したものだと解釈した。
金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は記者団に対して「すべての事案は、韓米間に共感と協議がある中で進めていくという意味に取れる」と答えた。

だが、トランプ大統領の独特のスタイルを考慮しても、同盟国の政策判断を承認対象と言及したことは、異例というだけでなく
大きな欠礼であるという方向に外交界の意見は傾いている。
趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は11日、国会外交統一委員会の統一部国政監査で「米国と国連軍司令部の同意なく
我々が何もできないということに長官も同意するか」という金武星(キム・ムソン)議員(自由韓国党)の質問に、
「何もできないというのはやや適切でないように思う」と答えた。
その一方で、度重なる外交通商委院の質問に「政府が5・24措置の解除を具体的に検討した事実はない」と繰り返した。
主務部署長官として火消しに努めるような雰囲気だった。

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