第二次世界大戦は日本に限らず、英国、ドイツでも爆撃機による空襲により、
戦争とは何ら関係のない一般人が多数死傷したのが特徴であるが、沖縄戦においては沖縄県民のなんと1/4が死亡するというすさまじいものであった。

 これだけの被害を受けた沖縄戦は、原爆で一挙に数万人づつが亡くなった広島、長崎とともに今後も大東亜戦争(通常は太平洋戦争というが、この言い方はおかしい。
なぜならこの戦争はインド洋でも戦われたからである。大東亜戦争というと何か右翼っぽいような感じを受けるが、別に私は右翼ではない)の悲劇の一つとして決して忘れられることはないであろう。

さて沖縄戦はなぜこのような多数の死傷者を出したのだろうか。

これには大きく以下のような二つの原因があると思う。
@民間人が多数残っていた南部地域が戦場に選ばれ、あまりの戦闘の激しさのため、前線と後方の区別がつかなくなった。
A牛島軍司令官に司令官たる資質がなかった。